鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2015年6月5日金曜日

今回は硬めで

3.5incセミスキナーの熱処理が上がってきた。
スーパーゴールドⅡだが、今回はマトリックスアイダでCRMO7の条件でやってもらった。
前回はATS34の条件で粘り重視だったが、今回は硬さ重視としてみた。
何が違うかっていえば、焼き戻しの条件が違う。
CRMO7は焼き戻し温度が一番低い。ATS34は二次硬化する高温焼き戻しだ。
ちなみに普通にスーパーゴールドⅡとして熱処理した場合は、焼き戻し温度はCRMO7よりもうちょっと高い温度らしい。
スーパーゴールドⅡは結構靭性があるので、低温の硬さ重視の焼き戻しでも十分使える。
自分の場合、粘りが欲しい場合はATS34の条件でやっている。
たまたま二次硬化の特性がATS34に似ている事と、ATS34やCRMO7の焼入れ温度が高めである事が、スーパーゴールドⅡを熱処理するには都合がよかった。
余談だけどATS34をマトリックスアイダでCRMO7の条件で熱処理すると、ナイフを真空炉で熱処理してくれる業者の中ではおそらく一番硬さが出る。ホローグラインドには向かないかもしれないが、実用のナイフでもやってみると面白いもしれない。
タングの酸化皮膜を落す。

 熱処理前は600番までだったので、とりあえず600番を掛けてブレードの酸化皮膜を落す。
その次は1000番を掛ける。
とりあえず片面だけ終わった・・・

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