鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2014年8月30日土曜日

出来た






名入れして3.5incドロップが完成した。
ブレードは3.6mm厚のスーパーゴールドⅡ、ハンドルはブラックリネンマイカルタ、フィッテングはニッケルシルバー。

スーパーゴールドⅡは二次硬化の特性はATS34とよく似ている。
硬さは普通に(?)熱処理するのとあまり変らない様だ。
若干耐食性が悪くなっているかもしれない。
粘りは確実に高い様だ
実際どう違うかは使ってみてのお楽しみw









無漂白の亜麻糸を使ってみたら、なんだか薄汚れてるみたいな感じに見えて今一だったか。
菱錐をいつもより幅広の物を使ったら、糸が沈んだのはいいが、微妙に沈み込みにバラつきが出てしまった。











標準的?な3.5incドロップと比べると、ブレードとハンドルの比率が違う。ブレードの割りにハンドルが短めに出来ている。
振り回す使い方をする訳でないので、ハンドルをギュッと握って使う事ってほとんどない。自分にとっては、この程度のハンドルの大きさで十分だ。

ちょっと昔のラブレスのモデルを縮小して作った。
この大きさはなかなかいいと思う。
3incのセミスキナーとあわせて、自分にとっての定番モデルにしようw

2014年8月29日金曜日

ドロップのブレード

マトリックスアイダに行って名入れをしてきた。
その時に小僧さんとラブレスのドロップのブレード形状について話になった。
ラブレスのドロップのホローの削り方は、エッジの厚みの等高線は図の様になってると前々から考えていた。
刃元とポイント付近に厚みがあり、一番よく使うカーブ部が奥まで薄くしてあると想像してた。
実際お店に飾ってあるラブレスのドロップ(3.7incぐらい?)エッジの厚さをプラスチックのノギスで測らしてもらった。
思った通りだった・・・

ドロップの身幅は図の様にカーブ部の方が微妙に幅が広い。

画が下手くそなのが難だが・・・
断面形状はおそらくこんな感じになってるんだと思う。
ラブレスのホローグラインドの特徴は、表裏のエッジ先端の接線を延長すると、ほぼ平行になるのだと思う。先端のエッジは非常に薄く広い。(詳しくはこちらを)
これに対してBの部分は接線の延長は交差する様になってると思われる。ランドールなどのホローがこれに近い。
多分コンタクトホイールの径とブレードの厚みの関係はAの部分にあわせて研削して、Bの部分はエッジ側に削り抜いてる?のではないかと思う。(当然エッジ厚はどこも同じ厚さに削る)

ドロップは狩猟(四足の)全般で使える様にデザインされてると聞く。
刃元は胸骨を割る時などに丈夫さを持たせ、カーブ部はスキニングなどで一番使う。ポイントはある程度厚みを持たせて強度を保つ。
榊原さんは、「ボブさんのドロップハンターは研ぎ減っても形が大きく変らない」と言っていた。
おそらく研ぎ減っても使い勝手が変らない様に作られているのだと思う。

以上は自分の憶測なので、実際はどうなのかわからない。
ナイフは作り手の考えによって形状はそれぞれであり、何が正解ってのはないと思う。
だから同じラブレススタイルのナイフでも、メーカーによってそれぞれ微妙に違う。
その違いをショーで見て歩くのも面白いのだw

2014年8月28日木曜日

削る?磨く?

ドロップの刃を付ける。
先ずはダイヤヤスリで大まかに刃を付ける。
 次はダイヤ砥石を使う。
使ってるのは藤原産業(SK11)の安いやつ。
荒砥代わりに砥石の面直しにも使えて便利。
 次いでシャプトンの1000番。
シャプトンは前にも書いたが、噂では結合剤がマグネシア系らしい。
研磨剤が硬くよく削れるし砥石自体も硬いので、ステンレスの小刃研ぎにはいい。
小刃研ぎだと柔らかい砥石は面圧が掛かって凹みが出来やすいが、シャプトンの砥石は減りにくいので面を頻繁に直す必要がなくていい。
和式の刃物の様なベタで研ぐ場合は、研磨剤が硬く結合剤も強いので、引っかかりによって深く傷が入りやすい。脱落した砥粒も砕けにくい様で、遊離砥粒で研ぐ様な使い方にも向かない様に思う。
和式の様なベタで研ぐ刃は、柔らかめの砥石がいいのではなかろうか・・・
1000番の次は5000番。
ステンレスなら5000番まで研げば十分に思う。
シャプトンの砥石は1000番にしろ5000番も「よく削れる」。研ぐと言うより削ってる感じだな・・・

 使い古しの革ベルトで返りを取る(立てる?)。
ベルトには研磨剤は付けてない。
刃を立てて何往復かすればいい。

 研ぎ上がり。
スーパーゴールドⅡの高温焼き戻し。
研いだ感触は悪くない。なかなかいい刃が付いた。
後は名入れすれば完成だ・・・
 4.5incブーツの酸化皮膜を落す。
いつもより皮膜が落ちにくいだな・・・
 ガラスビーズじゃ完全に取れないだな・・・
 ブレードの皮膜も落す。
皮膜が硬いだな・・・
ちっとてこずったが、何とかなった・・・
あ~めんどくさw

2014年8月27日水曜日

どうする?

ハンドルの外形を切っておく。
ボルトの段付穴をあける。
いつもと工程が違うのが新鮮な感じw
ハンドル外形を削る。



仮組みしてみた。
えらく太っといハンドルだw
どんな感じに整形するべきか・・・
急に涼しくなって固まってるw

2014年8月25日月曜日

黒いな・・・

熱処理に出していた4.5incブーツをマトリックスアイダに取りに行ってきた。
今回はかつて無いほどに黒くなってたw
詳しくは分からないが、ATS34は高温焼き戻しなので、焼き戻しの冷却にオイルを使うらしい。
そのオイルの状態によって、茶褐色だったりねずみ色になったりする。
焼き戻しの冷却なので、特性に影響はほとんどない。
磨いてしまえば全く問題ないだろう。
星山さんちに寄って3.5incドロップを受け取る。
泥棒風呂敷の唐草模様でイングリッシュスクロールをリクエストしたのだが、この難しい(妙な?)注文に長い事悩んだそうで、結局「デザインが下りてこない・・・こりゃ無理だ・・・」となってしまったw
まあ、やれる事と出来ない事をはっきりさせるのは大切な事だ。
無理な注文で悩ましてしまって申し訳ない事をした。
星山さんは力強い深彫りが持ち味だが、繊細なイングリッシュスクロールもそのうち挑戦してほしい。
本人は「イングリッシュスクロールあまり好きじゃないんだよなw」と言ってるけど、そこをなんとかやってみようよw

2014年8月24日日曜日

今日は松本へ


 松本ナイフショーを見に行ってきた。
ちょっと早目についたので、寄り道して猟場の山を歩いてきた。
雨上がりで藪漕ぎするとびしょ濡れになるので、道のある近場をくるっと回ってきた。
夏野山の景色はまったく違って見える。
緑が濃く歩いていて気持がいい。
下りてくる途中で松本盆地の底が見えた。
天気があまりよくないが、涼しくてよかったか?
昼飯食ってからナイフショーの会場に辿り着く。
今年は会場が広くなり、参加メーカーも大分増えていた。
お客さんも賑わっていて、結構広範囲から来られてる様だった。
見た感じではそれほどいい売れ行きではない感じだったが、地方でのナイフショーの意味は大きいと思う。
普段ナイフショーに行けないという人も多いのではなかろうか。
ナイフ業界を活性化するためには、よい試みだと思う。
まあナイフメーカーはそれぞれ皆、思惑は違うのかもしれないが・・・

2014年8月23日土曜日

予定は未定・・・

今日は松本に行こうと思ってたのだが、昨日お客さんに富士総合火力演習のチケットをもらったので、急遽予定を変更して見に行ってきた。
富士の裾野の演習場で年に一回やるのだが、明日が本番でその数日前から 練習?をやってるらしい。
目の前数十mでの戦車の発砲は凄まじい。
3kmほど先の標的を狙うが、弾道が妙にゆっくりと見えて驚いた。
装甲車などの機銃掃射は、数百m先の標的が鉄板で出来てるらしく、跳弾が真上に高く舞い上がるのが面白かった。
 富士山が見えたが、段々天気が怪しくなってきた・・・














本格的に雨になってきた。
合羽を持っていって、本降りになる前に着ていたからよかった。
ヘリが下りてくると、見ているこちらの方まで泥しぶきが飛んでくる・・・
 高機動車っていったっけ?
ヘリに乗るんだな・・・
 戦車がうじゃうじゃ・・・
一斉砲撃は圧巻だった。
 終わった頃には晴れてきた。
終わってからは装備品の展示。

74式戦車は好きだな。
砲塔の形がなんともいえずいいw














74式戦車の砲身にはライフリングが切られてる。
こっちは90式?
砲身にはライフリングがなくて、平砲身なんだな・・・
 無骨な造詣がなんとも。
これぞ機能美・・・?
自走できる榴弾砲の操縦席。
3輪車みたいな形状で、前輪駆動で左右の駆動力をレバーで可変して舵切りするらしい。
アクセル、ブレーキ、クラッチは普通に付いてた。
 側面についてる丸いのなんだろ?って聞いてみたら、銃眼なんだそうだ。
くるっと回って機銃が出てくるらしい。
 6輪の装甲車の足。
なるほど、こんな作りなのか・・・
機銃の照準はどうやってんだろな・・・















なんとも壮観だったな・・・
おまけ。
走りながらの砲撃は凄かった・・・

2014年8月22日金曜日

出来上がり~

 先月の鍛造教室で打ったナイフが出来上がった。
ブレード長は110㎜程度ある。
身幅が細いのであまり大きくは感じない。
デザイン的には、あと数㎜ハンドルが長い方がいいのかもしれない。
思いつきでやってみた染め方だったが、なかなかいい感じに染まった。
作るのを急ぎすぎたために、左右で収縮差が出て継ぎ目が後で目立ってしまった・・・
 慌ててはいけないw
白紙のブレードはなかなかいい刃が付いた。
ブレードはコンベックス状で、エッジ厚は極力薄くして小刃研ぎにしてある。
刃が減ってきたらベタ研ぎしてエッジを付けるつもり。炭素鋼はそんな使い方ができるからいい。
お茶っ葉黒染めもやり直しは簡単だw
身幅が細く、それほど力を加えて使うブレード形状でない。ましてや振り回す使い方をするものでもない。
なのでハンドルは必要十分な長さであればいい。必要以上に長いと取り回しが悪いし、かえって力を入れにくくなる。
短めのハンドルの方が、ハンドル後端を包む様にもって使うと、意外と力が入れやすく使いやすい。
身幅が狭いので、大きさの割には意外とコンパクト。
身幅が狭く長めのブレードはフラットグラインドだと強度的問題があって作りにくい。(厚く作ればいいが、切れが悪くなるw)










ハンドルのお尻はスがそのまま。
エポキシ充填して穴は埋まってる。
スがそのままの方が、生きてた証みたいでいいかw

一昨年、去年と鍛造教室で作ったのを並べてみた。
こういうザックリ作るナイフもいいなw


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