鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2013年1月31日木曜日

鹿燻製もらった

 デおじさんが燻製を作って送ってくれた。
先日の猟で貰った鹿の後足一本送ったら、さっそく燻製にしてくれたのだ。
一昨日着いたはずなのに、やけに早いなw
おまけにキムチも一緒に送ってくれた。
酒の肴にちょうどいい。
こりゃ美味いぞ~
キムチもなかなかいける。
さすが燻製名人だなw

デおじさん、ありがとね~

2013年1月30日水曜日

名前を彫ってもらった


ネームプレートに名前を彫ってもらうため、長船の片山重恒さん の所に行っていた3incセミスキナー が帰ってきた。









ブレイド厚は3.0mmでテーパータングになっているので、プレートは3mm切った幅しかない。
流れる様な崩し字を、よく彫れるものだと感嘆する。
以前彫ってもらった「なつき」ちゃんセミスキナーはプレートに快削真鍮を使ったが、今回は快削でない真鍮材を使った。この方が彫るのにはよかったらしい。
「ゆ」の字を彫るのが難しかったとの事だが、確かにくるっと回して彫るのはえらく難しそうだ。

割の合わない仕事だったと思うけど、引受けてくれた片山さんには感謝です。ありがとうございます。
鍛造スキナーがどうも具合が悪かったので、残り少ない猟期だがこのナイフを使ってみるつもり。
スーパーゴールドⅡは、はたしてどんなもんなのか。
次の日曜日が楽しみだw

2013年1月28日月曜日

獣の力

1/27出猟。
この日はタツマに向かう途中で十数頭の鹿の大群が出てきて、猟仲間がポコポコ撃って三頭獲れてしまった。タツマの配置が終わる前に一仕事終わった感があったw
今回入ったタツマは谷底から斜面を見上げる様な所だった。獲物は斜面の上から下りて来るか、斜面を横切って行くだろうとの事。
来る途中大群を見ているので、はじめから緊張が続き気が抜けない。
山のあちこちで銃声が聞こえ、何時になくにぎやかだった。
大分経ってからひょいと横を見たら、谷底を沿って鹿が下りてくるのが見えた。ちょうど一直線にこちらに向かってくる。
立ち撃ちで狙いを定めセーフティーを解除し、約40mの所で引き金を引いた。
硝煙が煙り霞んだ向こうに一瞬倒れたと見えたが、また勢いよく跳ねて来る。ビッコを引いている様だ。半矢か・・・?
運がいい事にそのままこちらに向かってくる。もう一度狙いを定め二の矢を掛ける。20m程先でやっと倒した。
一頭獲った・・・と安心していると、正面の斜面の上の方に鹿が見えた。藪で今一つ見難い。
しばらくすると飛び出してきて、斜面を横切ろうとした。
狙いを定めるが、やけに小っちゃい・・・バンビだ・・・
こりゃ撃ってもなんだな・・・距離があったし、間に立ち木があったので見送った。大きくなったらまた会おうぜベイビーw

獲ったのは中ぐらいの雌鹿だった。
弾は脇腹と首に中った跡があって、右腿には弾が抜けた跡があった。
解除になってから初矢を撃った場所を見に行ってみた。大量の血痕があるが、よく見るとその前にも小さく血痕が続いてる。どうやら上のタツマで半矢になったのが走ってきたものらしい。
獲った鹿をよくよく見てみると、脇腹にもう一発弾の中った跡があった。
おいらが撃った初矢は脇腹に中って右腿から抜けたらしい。二の矢は首に中った様だ。
鹿は腹に中っても何食わぬ顔して走り去るなんて話をよく聞く。この鹿もそうだったのかもしれない。
ライフルを腹に受けて、さらに12番のスラッグが腹から腿に抜けても走って来るのだから凄い・・・

この日はタツマの人は一人一頭づつ獲った勘定だ。
さらに上の方で四頭獲れていたので、合計で鹿十頭だった。それも今回は何故かほとんど雌鹿だった。
一月も下旬になるとこの地では積雪が多くなり、山の上の方から獲物が下りて来るらしい。

回収して”本部”で解体する。
普段は寄ってたかって解体作業となるのだが、今回は一頭だけ自分一人で解体させてもらった。
まだ手早くきれいに無駄なくとはいかないが、それなりに解体できる様にはなった。
皮のはぎ方や骨の付き方、肉の切り分け方など、やはりやってみないと分らない事は多い。
大きめの雌鹿だったが、一人でやるとくたびれるw
ナイフ作りには良い勉強になる。

2013年1月21日月曜日

スジ切り使ってみた

昨日猟に行った時、スジ切り使うと肉が柔らかくなる事を教えてもらった。
本業が金物屋さん(?)の猟の師匠に大分前にスジ切りを貰っていたが、肉がズタズタになってしまいそうで使わずに仕舞いっぱなしになっていた。
先週貰った鹿肉が食べ頃になってきたので、試しにスジ切りを使ってみた。
黄色い妙な物がスジ切りで、これを肉に押し当ててザクザクと刺していく。
これでもかっ?てくらいズタズタに刺すといいらしい。
予めある程度スジを取っておくべきかとも思ったが、面倒なのでそのままやってみた。





スジ切りはこんな風になってる。
押し当てると刃が出てきて、これでスジをズタズタ切っていく。











肉は適当な大きさに切って竜田揚げにしてみた。
スジだらけの肉だったが、柔らかくて食べやすくなった。
鹿肉って意外と美味いなw
言われなければ何の肉だか分らない。
牛とも豚とも鳥とも違う味わいだ。
マトンやラム肉からすると遥かに癖がない。
鹿肉は今まで焼くかシチューにするかしかやった事なかったが、竜田揚げやカツもいいかもしれないなw



















雪がいっぱい・・・


1/20出猟。
先週と同じ沢に入るが、雪で景色は一変していた。
積もってる所では膝近くまであり、歩くのがしんどい。
今回おいらは入ってすぐの所の一番下のタツマを担当した。
集落に獣が下りて来ない様にフェンスが張り巡らしてあり、これを沿う様に獲物が動くので足跡が無数にある。
うまくすると掻き寄せられた獲物が来るかもしれない。
しかしすぐ近くに人家があり、遠くには畑仕事をしている農家の人が見える。できればあまり撃ちたくない場所だ・・・
おまけに向こうに見える道路を除雪車が通り、けたたましい音をたてたりしていたので、今日は駄目そうだなぁ・・・と思った。
案の定この日は獲物を見る事はなかった。珍しい事に他のタツマにも獲物は現れなかったそうだ。
今日はボウズで平和(?)に終わるのかと思っていたら、勢子が1頭獲っているので回収に向かう事になった。
勢子について行って現場に向かうが、何処に置いてきたかなかなか見つからない。
「木の枝にコンビニ袋を目印に付けてきたからよ~」と言うが、あった!と思って行ってみると木に積もった雪だったりして見つからない・・・白いんじゃ駄目ですがな・・・w
散々探してやっとこ回収。若い雄鹿だった。

研ぎ直した暴威ナイフで背骨のぶつ切りをやってみた。少し欠けたが前回よりはよくなった。もう少し鈍角に研いでもいいかもしれない。

暴威ナイフはボウイナイフをモチーフに作った。
ボウイナイフはジム・ボウイの武勇伝から、武器としての側面が強調されがちだが、本来は実用ナイフなんだと思う。
山では時に枝を払ったり木を切って杖を作ったりと、鉈代わりに重宝する。現場での獲物の解体にも便利だ。ザクザクと大バラシにはいい。
止め刺し用にでかいの一本持っとけと言われて使い始めたが、当初はそれほど使い道がないだろうと思っていた。
しかしでかいナイフも使い方次第で、意外と細かい作業もできる。
しいて言うなら、ハンドルが素手で持って自分にちょうどよく作ったので、手袋をしていると少し使い辛い。もう少しハンドル後半の減り張りが必要だった。
使ってみて気が付く事が多いな・・・


2013年1月14日月曜日

獲ったど~

13日の出猟。
この日は天気もよく、タツマで待っていてもそれほど寒くもなくて助かった。
上のタツマの方で何発か銃声が聞こえるが、こちらには獲物は出て来ない。
じっと待っていて、もう今日は来ないか?と思っていたら、正面の斜面を黒い塊が下りてくるのが見えた。5~6頭ぐらいの鹿の群れだった。
セーフティーを解除して銃を構える。
斜面の途中で群れが立ち止まった。先頭の鹿は約40mの距離。ドットサイトには頭と胴体が一直線に見えた。
もう少し引き付けて撃つべきか?と一瞬迷ったが、このまま真直ぐ下りてくればいいが、右に向かえば斜面の向こう側に行ってしまうし、左は杉の大木が茂っていて撃てなくなる。
2日に射撃に行ったのがよかった。この日は木に寄りかかって座り込み、立てた両膝に両肘を付けて狙っていた。練習と同じ様な姿勢だった。
これなら中ると判断し、引き金を引いた・・・サイト越しに鹿が崩れ落ちるのが見えた・・・中った!!
銃声に驚いて群れが反転して元来た方へ逃げるのを、最後尾の鹿に二の矢を掛けるが失中。
このまま逃げられちゃうか?と思って眺めていると、しばらく登ったところで何故か群れが止まった。間に立ち木があってちっと邪魔だが、その隙間から白いお尻が三つはっきり見える。
距離は約80m。駄目でもともとと思い、傍らから弾を2発取り出し弾装に込める。3発連続で撃ってみたが、群れは走り出してそのまま消えていった・・・



獲れたのは若い雄鹿だった。大きさは中ぐらいというところか。
左目と眉間の間に命中していた。この日使ったのはレミントンRXPターゲットロード(じゃなかった、フィールドロードでしたw:1/15校正)の12番スラッグ。弾は抜けずに頭の中に残っている様だ。
高いブリネッキじゃなくてもレミントンの狩猟用で十分か・・・

一応お尻三つに撃った場所も見に行ったが、やはり中った形跡は何もなかった。


上のタツマ2箇所で三頭取れていた。さらに他の場所で一頭獲れていたのでこの日は合計5頭だった。それも何故か全て雄鹿だった。
今の時期は雌と雄は別々に群れを作って行動している様だ。
それぞれのタツマに現れた群れは、全て別の群れだったらしい。という事はそんなに鹿がいるって事なのか・・・?

鹿を引っぱり出していると集落のおばちゃんが通りかかって、「あら沢山獲れたわね~、ありがたいわ~w」と言っていた。集落での鹿や猪による農作物の被害は深刻なものがある様だ。

鉄砲待ってからの初めての猟期で、やっと一頭仕留める事ができた。あわよくば撃てりゃいいかと思っていたので、嬉しい事である。これというのも良い猟仲間にめぐり会えたお蔭だと思う。猟仲間の皆さんには本当に感謝です。








鍛造スキナーは焼戻しが効いたのか、刃が欠ける事がなくなった。
8inc暴威ナイフは鉈代わりに背骨や肋骨を叩き割っていたら、刃がボロボロになってしまった。鹿の骨というのは猪や熊から比べると偉く硬いものなのだそうだ。
この調子で使ってると、あっという間に刃が無くなってしまいそうだな・・・



2013年1月6日日曜日

とりあえず直しとこう


まだ調子悪いだな・・・
今日も出猟だったが欠席した。
しょうがないから、折っちまったポイントを直した。

ブレイドバックを削り込む事にするが、面倒なのでグラインダーでざっと削って、ダイヤヤスリとペーパーで仕上る。
ダイヤヤスリの掛かり方からしても、かなり硬い様だ。
なにせ普通に研いでいてもまともに返りがでないで、ポロポロと崩れる様な感じなのだ・・・












それなら焼戻したらどうだ?と思って、油で煮てみる事にした。
使い古しの天ぷら油を200℃ちょいまで加熱して火を切り、200℃になったところで油にブレイドをつっ込む。
時間は適当。数分間漬けといた。
一回では今一だったので二回やった。









かなり研ぎやすくなって、返りもそれなりに出る様になったが、まだちょっと欠け易い様だ。
硬さはまだ十分あるので、もうちょっと高い温度でやるべきか?
とりあえずしばらくこのまま使ってみよう。

ポイントがいい具合に落ちて使いやすくなったw
反りが大きくハンドルの形状からして、刺さりにくかった。
力点と作用点の微妙な位置関係によるのだが、使ってみて気が付く事が意外と多い・・・




2013年1月5日土曜日

まいったな・・・



    風邪ひいて二日も寝てた・・・orz
    とりあえず更新しとく。

    一月二日
    西富士ライフル射撃場に連れて行ってもらった。
    山の谷間の平地を利用して作られていて、周りに何にもなく偉く開放感のある射場だ。ショッカーと仮面ライダーが戦っていそうな所だな・・・


    膝撃ちを重点的に練習した。
    管理人のおっちゃんが教本を見せてくれて、座り込んで両膝を立てて、その上に両肘を固定して撃つといいと教えてくれた。
    なるほど、方膝でやるよりまとまるみたいだ。
    慣れてしまったのか分らないが、冬場は厚着してるので、12番のスラッグでも反動は全然気にならなくなった。














    一月三日
    新年初めての出猟。
    普段は師匠が入るタツマをやる事になった。
    大木がひっくり返って根っこが斜面に突き出した部分で、椅子や台が設置してあって快適な場所だ。
    山に入る頃は雪は降ってなかったが、タツマに着いた頃からパラパラと降り出して、瞬く間に結構な量が積もった。雪が積もってくると木の枝でよく見えなかった地面がはっきり見えるので、獲物を見付けるのに都合がいい。
    結局おいらのところには獲物は来なかったが、上のタツマで一頭獲れた。
    雪のお蔭で回収も楽だった。引きずるのが楽なのだ。
    この日は鹿4頭獲れた。


    関節外そうとしたらポイント折れた・・・orz
    ポイントの厚みは十分あったし、無理にこじったつもりもなかった。やっぱり硬すぎるか?
    猟期終わる頃には相当形が変わってるかもしれないなw










    2013年1月1日火曜日

    仕事初め?

     昨年から仕込んでいたベーコンを燻す。
    塩150g、砂糖70g、胡椒、山椒、唐辛子、ニンニクスライスを適当に、水1ℓ、日本酒200cc、味醂100ccのソミュール液に二ヶ月間漬け込んだ。
    二ヶ月経っても腐らないから不思議だw
     流水で塩抜きする。極少量の水を足らして4時間ほど待つ。
    塩抜きすると肉の旨味を流れてしまうのでは?と思われるかもしれないが、旨味成分のアミノ酸は高分子なので、そう簡単には肉の組織を通り抜けない。以前セロハンで生ハム作った時に砂糖を使ったが、砂糖はセロハンを通り抜ける事はなかった。ちょうどそれと同じ事なのだろう。
    塩は水に溶けている時はイオン状態なので、肉の組織は簡単に通り抜けることが出来る。

     一晩軒下に吊るして乾かしてから薫煙。
     一斗缶に吊るす。
     缶の底に桜のチップを置いて、下から七輪の炭火で炙る。
    温度を徐々に上げて、75℃前後で小一時間加熱して、あとは適当に煙に当てる。三時間程度燻す。終わったらそのまま冷えるまで待つ。
     出来上がり。
    セロハンに包んでその上から新聞紙で巻いて、しばらく冷蔵庫で熟成させる。一週間ほど経つと食べ頃になる。
    しばらくお預け・・・
     合間に腕慣らしのつもりでコークスクリューを削った。
    とりあえずここまで出来た。
    ヤスリ掛けは楽しいな~w

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