鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2012年1月29日日曜日

とっても寒いぞ・・・

今日の猟は天気はよかったが、若干風がありとても寒かった。
先週くらいから雪が積もった様で、雪の多い所では膝下ぐらいまで積もっていて歩くのに難儀した。
勢子として歩き回ってる間は獲物を見る事はなかったが、タツマでは結構の数の鹿が見れたそうだ。













今日の成果は鹿二頭だった。
タツマの人数が少なかったのと、立ち木が多く視界がいまいちよくない場所だったので、切られたのが多かったみたいだ。

日暮れ前に解散だったので、早めに返ってくる事ができた。帰りの途中で貰った肉を忘れれきたのに気が付いた・・・orz
まあ、獲物の解体を十分堪能したからいいかw










おまけ。
諏訪湖は凍っていなかった。寒いんだけどな・・・

2012年1月28日土曜日

やる事は色々と・・・

時間があるうちにやっちまおう。
とりあえず熱処理前の研磨が終わった。
磨きやすかったので1000番までやっといた。











長い事放置プレイ中のR2の小ナイフも、熱処理前の研磨を終わらせた。
これは600番まで。
















ウェットフォームが乾いたのでタレ漬けする。

まだやる事は沢山あるが、今日はこれだけ・・・

2012年1月22日日曜日

シース作る

小ナイフのシース作り。
以前何回か製作工程は書いた事があるので、今回ははしょって紹介。

1.6mm厚のヌメ革に中子は5mmのベンズを使う。
面倒なので中子はテーパーにせずにそのまま使う。











接着して菱目をあける。
おいらの菱目の方向は普通の人の逆になってる。今さら直せんw














蝋引した亜麻糸で縫う。
いつも思うが亜麻糸って縒りがゆるくて頼りない感じがするが、思いっきり引っ張っても切れる事はないし、結構ハードに使っても擦り切れる事もないから不思議な繊維だ。










景気よくぬるま湯に漬けてウェットホームする。

つづく・・・のか?

2012年1月20日金曜日

チェーンソーヤスリ

8mmのチェーンソーヤスリを買ってきた。
よくわからんが、何故か普通の丸ヤスリと比べると偉く安い。チェーンソーの目立て用に需要があるからなんだろか?
これはなかなか具合がよい。通常の丸ヤスリと違って、先から元まで同じ太さなので、螺旋を削るには都合がいい。目の細かさも420J2を削るにはいいみたいだ。







先端を細めて削り込んで、大体荒削りが終わった。昨日の続きからここまで、一時間はかかってないか。
段取りよくやれば二時間ちょっとで荒削りはできるかもしれないな・・・

2012年1月19日木曜日

コークスクリュー再び

もう一本分420J2の丸棒が余っていたので、また削ってみる事にした。
先ずはピン用の穴あけ。
丸棒に真直ぐ穴をあけるのは難しい。
今回はφ5mmにして真鍮を埋め込むつもり。








今回は8mmピッチで作ってみる。
8mm幅のマスキングテープを巻く。











先ずは三角ヤスリで卦書く。












細い丸ヤスリからはじめて、段々太い丸ヤスリに換えてく。











今回はちょっと削り込んでみるつもり。
手持ちの丸ヤスリだと太さが足らなくなってきた。太いの買ってくるか・・・
ここまで二時間弱でできた。大分慣れてきたなw

2012年1月16日月曜日

猪獲れた

昨日は猪が獲れた。
今期は獲物の数が少なく、とくに猪はあまり獲れてなかった。
昨期は結構獲れたらしいが、今期は雪が少なく山の高地から獲物が下りてこないらしい。
このところ鹿ばかりだったので、猪が食えるのは嬉しいw
それも近年まれな大物だったらしい。










間近で見る猪は凄い迫力だ。
この牙で突っつかれると、スパッと切られてしまうという。下側の牙の先が三角形に鋭くなっていて、これで切り裂かれるらしい。ワンコがズタズタにやられたって話を聞いた。
体毛は剛毛で、まるでパーマがかかってる様にカールしてびっしり体を覆っている。毛並みはとてもいい物ではなく、毛皮の利用価値はほとんどないらしい。
雄なので肩から背中にかけて、「ヨロイ」といわれる硬い皮膚が覆っていた。触ってみると非常に硬く、まるで防具の様に何かを着ているみたいだ。下手に散弾を撃ってもはじかれる事があるらしい。ナイフなんかとても刃が立ちそうにない。ナイフで仕留めるには首に刺して切り下ろすか、わきの下からあばら三本目に突刺して心臓を狙わなければならないと言う。(そんなこと出来るのか・・・)
このヨロイがあるために、解体の時の皮剥ぎが一苦労だった。一体なんでこんなに硬いのかと思ったら、皮下脂肪が非常に硬く固まっているからだった。脂肪がこんなに硬くなるもんだとは驚いた。





山中を歩いてると所々で足跡を見たが、結局直接獲物を見る事はなかった。何処に隠れてんだ・・・

この日は猪一頭と鹿二頭に、タヌキが二頭獲れた。
タヌキはワンコが捕まえてきた。
タヌキは美味いものではないらしい。よくいう狸汁は、一説によるとタヌキではなくアナグマとの事。アナグマはタヌキによく似ていて、とても美味いらしい。
タヌキは敷き革に加工される事になった。









糞糞糞~黒豆よ~♪

2012年1月8日日曜日

マイカルタは手間ないな・・・

ハンドルの研磨が仕上げの一歩手前までできた。
マイカルタなので一気に作業できていい。
おいらは水研ぎで仕上るので、木材ハンドルの時は一番手ごとに日を置いてやるので時間がかかる。
ちなみに320番からはじめて次は600番、1000番ときて最後に2500番で終わる。







ネームプレートは上手い具合にできた。
名前を彫ってもらわなければならないが、剣さん忙しいかな・・・

2012年1月5日木曜日

ちびちび削る・・・

基準になる面を徐々に面取りして成形していく。
とりあえず荒削りが終わった。
そういえば久しぶりに作るスタンダードなタイプのナイフだな。
ハンドルの形状はいつも悩む。ラブレスのナイフは持った時の感触のよさだけでなく、見た目の美しさを兼ね揃えたデザインが素晴しいと思う。あの大胆な削り込みができればと思うが、なかなか上手くはできないもんだ・・・

2012年1月4日水曜日

大は小を兼ねる?

年明けはじめての出猟。今猟期も後半戦になってしまった。(11/15~2/15の3ヶ月間しかない)
今日はちょっと奥の猟場を攻めた。今回は勢子でなくタツマに付いて見学?する。
寒い中、物音たてずに辺りを見張るのはたまらない・・・
時々勢子の動きが無線で伝わってくるが、獲物の影は薄い様だ。たまに思いもしない方からワンコの声が聞こえたりで、獲物の動きはよくわからず、結局このタツマから獲物を見る事はなかった。
今日はボウズか・・・と思ったが、一頭獲ったとの連絡が入る。回収に向かうがえらい向こうの方にあって、たどり着くだけで難儀した。親爺さん達はひょいひょいと飛び歩くが、付いてくのが大変だ。年末にひいた風邪が今だ完調でないのか、情けないほど息が切れた・・・orz
回収して戻る間に雪が舞い始め、帰る頃には吹雪きになっていた。



「本部」に着いたら、門松が飾ってあった。誰かのお手製らしいが、なかなか味があっていい。
今日の成果は鹿二頭だった。














くたびれた後に皆で囲む食事は格別だ。
親爺さん達の猟の昔話や妙な自慢話を聞くのが面白いw











ワンコ達、お疲れさん。また宜しくな~














勢子をやるならでかいナイフを持っとけと言われた。でかいのなんか何に使うのだろう?と思ったら、犬に絡んだ獲物を仕留める時に使うのだそうだ。確かに勢子の人達は20cm前後の剣鉈をぶら下げてる。
ちょうど作ったばかりの「暴威ナイフ」を今回から使う事にした。正直言ってあまり使い道がないかと思っていたが、使ってみると意外と使える。
大は小を兼ねるし小は大を兼ねる事もある。刃物なんて所詮は使い方次第なんだよな・・・

2012年1月3日火曜日

初詣

靖国神社に初詣に行ってきた。
参道には出店が並んでお祭の様だ。
ちょっと早めの時間帯だったので、そんなに混まずに参拝できた。
















遊就館で「奉納新春刀剣展」をやってたので見学してきた。
銘切りの実演や甲冑の着付け体験なんかもやってた。
銘切りって書き順とおりに彫るものとばかり思っていたが、そうではないとの事だった。筆で書いた様に文字を鏨で彫るには、よく考えてみると書き順どおりには行かないよな・・・











甲冑師の方が製作の実演をやっていた。
なかなか話の面白い方で、興味深い話を色々聞けた。
甲冑一体作るのにどのくらいかかるの?と聞いたら、「凄~くかかります、まあ大体5年ぐらいかなw」だって。
甲冑の細かいパーツは規格化されていて、昔は分業で大量に流れ作業で作っていたらしい。現在は一つひとつのパーツを全て自分で作らなければいけないので、えらく手間がかかるとの事。









川崎刀匠にお会いしたら、お年玉に福引券をいただいた。(ありがとうございます!)
5等が当たった。下から二番目か?
まあビリじゃないから縁起がいいかw
クリーニングクロスみたいだな。

2012年1月2日月曜日

仕事始め?

昨日からやっているのだが、終わりも始まりも関係ないな・・・
ハンドル貼り付ける。
人によっては否定的な瞬間接着剤だが、最近の物はたいしたもので、実用上なんら問題ない。今まで随分使ったが、トラブルは起きた事がない。








ハンドル成形の基準面を作るため、ハイトゲージで等高線を卦書く。













シュナイダーボルトの段付き穴をあける。
必要以上に掘らない様に注意w











基準面を削って終わり。
昨日から二日かけてのんびり(だらだら?)やってた。趣味でやってる事だからまあいいか・・・

2012年1月1日日曜日

腐らないもんだな・・・

生ハムと同時期に仕込んだバラ肉を燻す。
バラ肉は534g。塩150g、三温糖70g、胡椒大さじ半分、日本酒300mℓ、水1ℓ、ローレル3枚、ニンニクスライス1株のソミュール液に漬ける事1ヶ月ちょっと。たいしたもので全く腐敗してる様子はない。
いつもは赤ワインを使っていたが、色があまり良くないので、今回は日本酒にしてみた。








流水に漬けて塩抜きする事約4時間。
流す水は極僅かでいい。












一晩軒下に吊るして乾燥させる。



















ゆっくり温度を上げながら燻す。
途中70℃ぐらいまで温度を上げて1時間ぐらい。
後は適当に。基本的にいい加減w















出来上がり。まあまあの出来かな。セロハンに包んでしばらく冷蔵庫で熟成させる。一週間ぐらい置いといた方が味が馴染んでいいみたいだ。
赤ワインを使わなかったので、色はこの方がいいみたいだな。

燻製ってのはそもそもは保存食なんだよな。ソミュール液漬や塩漬けでかなり保存できるし、燻せば抗菌作用でまた長期保存が出来る。
冷蔵技術がなかった昔は、冬になる前に家畜を屠殺して、保存のために燻製を作ったのかもしれない。







おまけ。
新年の工場長。
明けましておめでとう御座います。
本年も宜しくです~

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