鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2011年8月29日月曜日

違いがわかる?

放置プレイになってたCRMO7とATS34の剃刀を使ってみた。

シャプトン黒幕の1000番→5000番→12000番と研いで、最後に青棒で革砥を掛ける。ティッシュペーパーを切ってみて、刃に毛羽立ちが付かなければOK。
ホローにして漉きがあるとはいえ、若干研ぎにくい。時折キーキーびびって、馴れないといまいち研ぎづらい。漉きなしのベタ研ぎじゃ、CRMO7でもちっと使えそうにないな・・・

CRMO7とATS34で髭を左右分けて剃ってみた。
どちらもよく剃れる。しかししばらく剃っていくと、ATS34の方が少し肌当たりが少しチクチクしてくる。CRMO7は最後まで滑らかに剃れた。やはり剃刀鋼だけの事はあるか。
髭を剃るには刃先の鋭さより、滑らかさの方が重要な気がする。鋭ければ軽く髭が「切れる」が、滑らかさがなければ肌を引掻いて痛くなる。

髭は同じ太さの銅線と同じ程度の硬さがあるそうだ。硬くもないが、さりとて柔らかくもない。刃自体の硬さはそれほどいらないのだろうが、でかい炭化物が刃先にあれば、脱落して滑らかさがなくなるのかもしれない。鋼の特性が体感できる様で面白い。

2011年8月28日日曜日

夏も終わりに・・・

工場長のお守りをしながらハンドル削った。
荒削りが終わった。あとは桐油を塗って水が滲みにくくしてから、仕上げの水研ぎになる。

数日前からつくつく法師の声を聞くようになった。一頃より涼しくなって、夏も終わりに近づいてる様だな・・・


2011年8月27日土曜日

これで最後か?

基準面が削り終わった。
目分量で削って左右対称にできる様な器用さはないので、面倒であるけど必要な作業だ。



眼鏡屋さんにリム切れしたメガネを修理に出してきた。
さすがにもう新しくしようかと思ったが、見せてもらったフレームはどれもレンズが小さくて、かけてみるとフレームが気になって仕方がない。
おまけにリムが非常に細く華奢になってる。最近はプラッスチックレンズが主流(95%ぐらい)になって、それにあわせてフレームを設計するからだそうだ。(デザイン優先なんだな・・・)
この手のフレームはプラ製の場合はレンズが柔らかいので全体がたわむからいいが、ガラスレンズを使うとレンズがたわまないので、フレームの一部に応力が集中してリム切れがおきやすくなるという。

樹脂製フレームならどうか?と聞いたら、意外な事に金属製よりリム切れのトラブルが多いそうだ。だいたい4~5年程度で切れる事があるらしい。
樹脂は温度変化が繰り返し加わると変質が起きて駄目になるらしい。冬の北海道の様に、家の内外で温度差が大きい所では結構早く駄目になるそうだ。

プラレンズが主流になったのも困ったものだ。どうしても仕事柄埃にまみれるので、プラだと傷が付きやすくて使えない。
大手レンズメーカーはガラスレンズの製造をやめてきてるらしい。PL法の問題で破損した時に眼球を損傷する危険があるからという。今あるガラスレンズのメーカーは小規模の聞いた事のないとこの上、その値段もプラレンズの倍以上になってるのも困ったものだ・・・
ガラスレンズの方が傷も付きにくいし透明度もよいのだが、軽さや安さからプラレンズを勧めてるのだそうだ。最近の傾向は数年でフレームごとメガネを替えるのだという。おいらの様に20年以上も使う人は稀らしいw

結局新しく作るのはあきらめて、フレームをもう一度修理してもらう事にした。
これで駄目だったら新しく作る事にしよう。その時は試しにプラレンズを使ってみるか・・・

2011年8月25日木曜日

もう駄目か・・・?

今度は別の場所が切れて、おまけでこの前熔接した所もまた切れてしまった・・・
よく見ると新たに切れた所の下の部分も亀裂が入ってる。
さすがにもう直せないかもしれないな・・・

フレームが切れるときは前兆があって、2日前ぐらいから感触で「やばいかな?」ってのがわかる。まあ、体の一部だからなw






いつの間にか?ファスナーボルトとホールパイプも付いたので、ハンドルの基準面を削り始めた。
人力だからなかなか進まねぇなぁ・・・



2011年8月21日日曜日

今日は涼しいな~

やっと涼しく(というか、寒いw)なったので、ずっと放置プレイになってた山刀のハンドルに取っ掛かる。

ハンドル材は紫檀を使う事にした。
紫檀は粘りと硬さが適度にあるし、意外と水にも強くていい。
おいらはブックマッチにスライスした材って使った事がなく、安い端材を自分で製材して使ってる。ペーパーで平面出しするが、面の端はダレやすいく張り合わせた時隙間になりやすいので、少しもったいないが大きめに切り出して使う様にしてる。




コンシールドタングなので溝を切る。
フライスなんてないから、ボール盤にエンドミルを付けて「貧乏フライス」だw
ちっと危ない使い方だが、クロスバイスなんかなくてもハンドル材に溝切るぐらいなら十分だ。(お勧めはしないよw)









タングに接着する。
接着前にヒルト面との隙間が出来ない様に十分調整する。
瞬間接着剤はコンシールドタングの様なハンドル材どうしの接着には、粘度が低いので隙間が目立たなくていい。とくに木材どうしの場合は滲み込みやすいので強力にくっ付く。うちで使ってる包丁は年がら年中水に浸かったままになってるが、割れや剥がれはおきてない。












外形削って今日はおしまい。
ランドールのM5風のヒルトにするつもりだったが、気が変わって峰側のヒルトをもうちょっと大きくしてボウイナイフ風にしてみた。ちっと使いにくいかな・・・








2011年8月16日火曜日

シチューの作り方

off会で意外とシチューの評判がよかったので、作り方を再現してみる。

台所で材料をかき集めた。これだけで5人前程度の量になる。
肉は冷凍庫にまだあった鹿肉を使うが、安いオージービーフでもかまわない。500g程度だろうか。







料理は包丁を使うのが楽だが、あえてナイフを使ってみるのも面白い。自分で作ったナイフならさらに楽しい。(うちで使ってる包丁はすべて自分で作った物だが・・・w)

ジャンケン大会でゲットした(交換?)ドラさんのH1のちびナイフはなかなかいいな。H1って研ぎにくいのかと思ってたが、全くそんな事もないみたいだ。硬さもそこそこあるみたいでいいかもしれないな。








肉と野菜を切り刻んだら、先ずはスライスしたニンニクを多目のオリーブ油で揚げる。
揚げ終えたら油ごと別に取っておく。
油は肉と野菜を炒める時に使う。
本当はこんなにニンニクいらんのだが、親戚から沢山もらってあったので多目に使った。









肉は塩コショウで下味を付けて、小麦粉をまぶしてから炒める 。
表面に適当に焦げ目が付く程度に炒める。中まで火を通す必要はない。











野菜も塩コショウを振って炒める。玉ねぎは飴色になるまでよく炒める。ニンジンやジャガイモは表面を適当に焼けばいい。












圧力鍋にホールトマトと揚げたニンニクを入れて弱火で煮ながら潰していく。
コンソメ2個を入れてよく煮込む。

このままひき肉入れてウスターソースで味付けすればミートソースにもなる。









炒めた肉と野菜を入れて、赤ワインを1本投入する。 ワインは300円程度で買える安いやつでいい。
ワインで煮るのは野菜や肉の旨味成分がアルコール分で溶け出しやすくなるのかもしれない。アルコールは蒸発してしまうが、旨味が汁に引き出るのだと思われる。
ローレルと鷹のツメを入れる。
煮立つと灰汁が出るのでよく取る事。







灰汁が出きったらウスターソースで味付けする。基本的に味付けはこれだけ。















隠し味にミルクチョコレートの板半分を入れる。
あとは蓋をして圧力を掛ける。弱火で加熱して、シューシューいいはじめたら数分まって火を止める。あまりシューシューやってると肉や野菜がスカスカになってしまうので注意。












出来上がり。今回もまあまあな出来か。
いつも分量は適当なので、その都度微妙に味が違う。

基本的に料理は投遣り良い加減適当w

シチューは多目に作っといて、余りは瓶詰めか冷凍しておくといい。少なく作るより多めに作った方が美味いし作りやすい。






2011年8月15日月曜日

産地直売

昨日、山梨の塩山に行って桃を買ってきた。
熟しすぎたり傷があるものは驚くほど安く買える。
塩山の桃は先週あたりがもっとも最盛期で、徐々に終わりになるのだという。
桃が終わるとブドウの時期になる。勝沼あたりではもうブドウが出始めていた。

熟しすぎていたので、ジャムを作ってみた。
右からプラム、ソルダム、ネクタリン。
酸味がすくなかったのでレモン果汁を加えた。桃の類いのジャムは、へたするとただ甘いだけのジャムになってしまう。
ジャムは基本的に材料の約半分の砂糖(グラニュウ糖)を使う。材料の糖度が多い場合はそれに合わせて砂糖を減らす。作ってる最中は温度が高いので甘く感じるが、冷えてから味見すると甘さが低く感じる事がある。少し甘目に作っておくと間違いない。




うどん粉を使ってたのを、パン用の強力粉を買ってきて使ってみた。
この前使ったうどん粉は練りにくくて、水分を多くしないと上手くこねれなかった。
パン用強力粉だと上手く練る事ができた。やはり基本的な事はそれ通りにやらないと駄目だな・・・
今度はちゃんとまとまったので、それらしいパンに焼けたw




2011年8月13日土曜日

駄目なんだが~

こんなの作ってみたくなった。 技術的にはとても面白い題材なのだが、あの事件の影響で作る事ができなくなってしまったのが残念だ。
ならば作れる様に作ればいいわけだ。
どうなるかはお楽しみ~w

2011年8月12日金曜日

パンを作ってみた

off会で作ってたパンを見て、自分でも作ってみたくなった。
お盆休みになったが、何処に行くあてもないので、パン作りをやってみる。

強力粉を使うらしいが、親戚から貰ったうどん粉を200gとバター20g、砂糖30gと塩3gを用意する。







イーストは健康飲料を作る際に大量に飼っている(?)のでそれを使おうかとも思ったが、以前買っておいたパン用があったのでこれを使った。(基本が肝心?)
3gってちょっと多すぎる気もするな・・・
砂糖水で予備発酵させれば、1g程度でも十分な気もする。









ボウルにぶち込んで、牛乳を加えながらかき混ぜる。














こねていくと段々粘り気が出てきた。
牛乳を入れすぎたらしく、ちょっと柔らかくなりすぎた様だ。
適当に丸めてそのまま放置して醗酵させる。















日向に置いといたらえらく膨らんだ。
やはり柔らかすぎたみたいだな・・・
イーストって面白いもんだ。酒の場合はアルコールができて、パンの場合は二酸化炭素が必要になる。
いずれにしても煮るか焼かれるかして殺されちゃうんだから難儀なもんだ・・・










粉をまぶして適当にちぎって丸める。が、しかし柔らかすぎて形が整わない・・・
















二次醗酵したら、また一塊になってしまったので、面倒だからそのまま固まりにして焼いてしまう事にした。
焼く段になってどうした物か考えてしまった。うちにはオーブンレンジなんて物はないのだw。
いつも使ってるトースターをよくみたらオーブン機能が付いていた。何てことはない、鉄板を上下に敷いてヒーターの赤熱が直接あたらない様にしてるだけだったw






水分が多いのではじめ180℃で30分、最後に200℃で15分焼いた。
不恰好ではあるがパンになった様だw













やはり水分は多すぎだったが、まあまあの出来か。
外側はかりっとして中はふわっと柔らかい。結構美味いもんだな。
パン作りってめんどくさいもんだと思っていたが、やってみると結構適当でもできるみたいだ。なかなか面白いなw











警察行って猟銃等講習会の受講申請をしてきた。
所轄の警察署の生活安全課に申請書を提出する。
この際、何故銃を所持したいのかとか聞かれ、この受け答えで人品を見定めている様だ。
基本的に警察としては、銃の所持許可はなるべく出したくないらしい。
「講習会は受講させてやるが、その先はどうするかはわからんよw」みたいに言う・・・
面倒な事はなるべくやりたくないってところなんだろうw
講習会では試験があり、これに合格しなければ次の段階に進めない。へたすると狩猟免許試験よか難しいかもしれん・・・あ~大変だw





2011年8月9日火曜日

2011年夏のoff会

土日に刃物off会に行ってきた。

6日の朝3時に家を出て、途中大阪の吹田辺りで渋滞し始めていたが、渋滞にはまる前に高速を下りて、目的地に着いたのは昼ちょい前だった。

会場はキャンプ場一番奥のいつもの場所。
常連メンバーの他に今年は三名の新規参加者があり、総勢15名も集まった。年々新規参加者が増えるのは嬉しい事だ。








刃物offだけあって、あちこちにナイフやら包丁が転がってる。写真ではまだ少ないが、参加者が集まるに連れてその数が増えていった。なかなか珍しい物が見られて非常に面白い。
ナイフ肴にひたすら呑んだくれるのも楽しいw












なかにはとても興味深い資料があった。
スケール表示がはっきりしてる刃物鋼の組織写真は、以前から探していたが、ここで見る事ができるとは思わなかったw
炭化物の粒度と分布は、やはり思った通りだったか・・・

















何故か尿瓶が置いてあった。中身はビールで、これで飲むと美味いという・・・
使ったやつじゃないよなw














今年も大量の生牡蠣が用意されてた。
これが楽しみであったりもするw
普段生で牡蠣を食う事がないので、生の牡蠣の美味さを知ったのは、このoff会に参加する様になってからだった。











昨年の肉の丸焼器は貸し出し中との事で、今年は替わりに9mm厚鋼板で作った、極重焼肉鉄板を持参された。
二人かかりでやっとこ持上がる巨大な鉄板の迫力は凄かったw
写真では終わったあとの残骸しか写ってないのが残念。(やってる最中は食うのに忙しくて、写真なんか撮ってる暇ないw)









今年もダッジオーブンでパンを焼いてくれた。
本格的な手作りパンで、これは凄く美味かった。パン作りって面白そうだなw














謎の茶色の瓶詰は、腐る事なく持ってけたw
瓶詰ってたいしたものだ。一本だけ半年前に作った物だったが、全く問題なかったなw
一体どれぐらい保存できるんだろか・・・


他にも色々美味いものがあったのだが、食うのに忙しいのと、酔っぱらっていたので写真撮り忘れた・・・w







キャンプ場に何故かベルトサンダーが・・・
















削っていたのはこれだった。
フォールディングナイフ製作教室が開かれた 。
みんなおもいおもいにハンドルを削って作っていた。
これはなかなかよかったねw













何故か作業台に万力も置いてあった。
セレーション刃の研ぎ直しの実演中。
刃物off会だけあって、さすがただのキャンプではない・・・













片付けの最中にバーベキューの残り炭で紙くずを焼いていたら、終わってから包丁が出てきた・・・
おいらが持ってきた作りかけのCRMO7の包丁とR2の小ナイフだった。
新聞紙に包んでかたしたつもりだったが、ゴミと混ざって、おいらが火にくべてしまった・・・orz
今まで五十本あまり作ったが、途中で駄目になったのはこの二本がはじめてだ。
しかし間抜な事やったもんだなw









off会最後は恒例のジャンケン大会。
今年は景品の数が多く、参加者全員になにかしら行き渡った。
今年の景品はかなり豪華だったねw















ブログ読者の半地下工房さんが、お土産に持ってきてくれた銘木の端材を、みんなで山分けにした。
半地下工房さん、お会いできて嬉しかったです。お土産ありがとう御座います。















ドラさんにATS34の端材を貰った。
何処ぞのファクトリーの形抜きした残骸らしい。ひしゃげているが、切り出して平らにすれば十分使える。


いいもんもろた~w














今年のお土産。


なんだか沢山いいもの貰ったなw

午後4時頃に解散だったろか。去年の様に日本海側を通って帰ろうかとも思ったが、そのまま中国道から大阪抜けて帰って来た。
宝塚のあたりと名古屋の一宮辺りで渋滞にはまった。家に着いたのは次の日の午前3時近かった・・・(尻に汗疹ができてかゆいぞw)

off会参加の皆さんお疲れ様でした。呑んで食って語らいで、楽しい一時でありました。
また来年が楽しみですw

2011年8月4日木曜日

ややこしいな・・・

狩猟免許状が届いた。
A4版の紙切れで、なんて事のないものだなw

















当初は鉄砲なんか持つつもりはなかったが、折角狩猟免許が取れたのだから、所持許可申請をやってみる。
銃砲店さんにお願いして、許可申請の手順がわかるテキストを送ってもらった。
おいらにとっては狩猟免許を取る事が第一の難関だったが、話によるとこれからの所持許可申請が結構大変らしい。(これからが本当の難関?)
今はテキストを読んで、やっと申請の流れがなんとなくわかったところだw
はたして鉄砲持つ事できるんだろか・・・?

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