鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2007年10月28日日曜日

JKGナイフショー

JKGのナイフショーに行ってきた。
目の肥えたマニア(?)にとっては、JKGのショーは「どれもラブレスコピーで面白くない」と言う人もいるが、作る側の視点で見ると同じラブレススタイルのナイフでも、作り手によってそれぞれの個性があって興味深い。
なんといっても、実際に手に取って作品を見る事が出来るのは、とても参考になる。
大概の作り手の皆さんは、製作に関する技術的な質問にも気さくに答えてくれるのも嬉しい。顔見知りになると貴重な情報も得られたりする。

今回も色々と参考になったし、面白い情報も得る事が出来た。
CRMO7の半端材も安く入手できた。

2007年10月26日金曜日

シナ製ダイヤモンドペースト?

ぐぐってたらMonotaROって所で安いダイヤモンドペーストが売ってたので、試しに買ってみた。
8000番と14000番と60000番の3本をとりあえず買った。どれも5g入りで、中国製らしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
早速試してみる。実験台は大分以前に作ったATS34の4incドロップ。
 
「見せてもらおうか、シナ製ダイヤモンドペーストの実力とやらを!」 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まずは8000番から。フェルトを使って磨いてみた。
そのままだと粘度が高すぎるので、ミシン油を使って粘度を調整した。
 
刃が付いてるから磨きにくい・・・ 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
とりあえず8000番で磨き終わったところ。
そこそこ鏡面になったが、この頃に作ったヤツはペーパー掛けが甘くて、磨き残しが所々有ったり、ピンホールがあちこちに残ってたりでいまいちだったので、これ以上磨くのはやめた。
シナ製とは言え、結構使えそうな感じ。リューターなど使わなくても、手作業でも以外にいけそうだ。

今度作る時に使って、ミラーに挑戦してみようかな。

2007年10月21日日曜日

キッチンナイフ その4

熱処理から戻ってきた。よく焼けてる?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
んん~曲がってる・・・orz
なんで曲がったのかな?やっぱり2mmは無謀だったか?
熱処理でここまで反ったのは初めてだ。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
定盤で曲がりを見たら、中央で1mm、端と端で2mmだった。ちょうどベベルストップ付近からハンドル側が反ってる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

CRMO7だから曲げれば戻るか?と期待して感触を確かめつつ曲げてみたが、戻る気配はない・・・これ以上力を加えると割れてしまう感触だった。CRMO7と言えども簡単には曲げ戻せない様だ。
 
刃はほとんど曲がりがないから、ハンドルの厚みで調整すればいいか・・・

2007年10月14日日曜日

キッチンナイフ その3

研磨をはじめる。
ベベル幅がそんなに大きくないので、まずは200番のダイヤヤスリを掛ける。中性洗剤を少したらして、水をつけながら研磨するといい。耐水ペーパの100番程度と同じ目で削れる。
このダイヤヤスリは800円程度の安物だったけど、刃付けにも使えて以外と重宝してる。 
 
 
 



鎬地?の部分はダイヤ砥石を掛けた。
これも安物だったが、結構使える。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ダイヤの次は耐水ペーパー。240番→600番と掛けていく。番手を変えるごとに、掛ける方向を変えて、前の目が完全に消えた事を確認する。(ルーペが必要。)
600番まで掛けたら、熱処理前の研磨は終わり。CRMO7の様な柔らかい鋼材は、熱処理中にどうしても傷が付く事があるので、600番以上までやっても無駄になる事が多い。
 
 
 



熱処理に出す前に、曲がりを確認する。
薄かった割りにはあまり曲がってなかったので、修正はほんの僅かですんだ。
今回は黒皮付きで3.3mmの厚さを2.0mmに平面研削したが、この場合両面を均等に研削しないといけない。(0.65mmづつ削る。)
と言うのも、鋼材には残留応力があって、両面を均等に切削しないと反る原因になる。(加工屋さんに頼む時は要注意。)
 
 



熱処理前の作業終わり。
やっぱり鎬の線はぼやけてしまい、いまいちだな・・・

2007年10月7日日曜日

キッチンナイフ その2

反対側を削り始める。
今回は鋼材の厚みが薄いので、曲がらない様に注意する。
CRMO7は柔らかいので、下に鉄板を敷いていても曲がってしまう事がある。焼入れに出す前に、曲がりを修正するのに苦労する事がよくある。(柔らかいから戻しやすくもあるが。)
 
 
 
 



セン掛け?する。
細目を使って、あまり力を入れずに削るといい。
削ってる中間部が多く削れるので、均一に削る様に注意する。
 
 
 
 
 
 
 


ベベルストップ?も削って荒削りは終わり。
削る量が少ないので、意外と短時間に出来たが、鎬の角度が浅いので削り難かった。
研磨したら鎬のラインもベベルストップも無くなりそうだな・・・
 
 
 
 
 
 
 

ヒルトを付けるのに、コの字の切欠きを入れると弱くなって危なそうだから、両面から貼り付ける様にする事にした。(ヒルトの溝切もしないですむ。)
このため、予めピン穴を開けておく。

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